お風呂の光熱費を抑える方法|ガス代・水道代を下げる節約術を公式データで徹底解説

入浴の基本

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「今月のガス代、見てギョッとしませんでしたか?」

私も以前、冬場のプロパンガスの請求書を見て「えっ、何かの間違い!?」と二度見した経験があります。

我が家は4人家族なのですが、一時期みんなの帰宅時間がバラバラでした。それぞれがお風呂に入るたびに「追い焚き」をフル稼働させていた結果、冬のガス代が跳ね上がって大失敗したんです。

そこから「お風呂の入り方」を本気で見直しました。

結論から言うと、お風呂の光熱費は「我慢」ではなく「仕組みとちょっとした工夫」で確実に下がります。この記事では、国の公式データなどを元に、あなたの家庭で一番効果が出やすい節約術を順番に解説します。

お風呂の光熱費は「給湯」と「水道」が大きい

まずは、なぜお風呂の節約が家計に効くのか、敵を知ることから始めましょう。

家庭のエネルギー消費で給湯は約4分の1〜3割

電気代やガス代を節約しようと思ったとき、こまめに部屋の電気を消したりしていませんか?

実は、家庭における用途別のエネルギー消費量のうち、「給湯(お湯を沸かすこと)」は約4分の1から約3割もの大きな割合を占めているんです。

つまり、チマチマした節電よりも、お風呂のお湯の使い方を見直す方が、家計の固定費を下げる上で非常にインパクトが大きいと言えます。

水道代だけでなく、温めるエネルギー代もかかる

お風呂には、水を出すための「水道代」と、その冷たい水を温めるための「ガス代(または電気代)」の両方がかかっています。

水量を減らせば水道代と温めるエネルギー代の両方が下がり、温度を少し見直せば温めるエネルギー代が下がります。この「水×熱」の掛け算を意識することが、お風呂節約の第一歩です。

まず無料でできる節約方法

ここからは、今日からタダですぐにできる対策を、節約効果が高い順に紹介します。

家族はできるだけ続けて入浴する

これが一番効果的で、我が家でも最初に徹底したルールです。

資源エネルギー庁のデータによると、2時間放置して4.5℃低下した200Lのお湯を追い焚きする場合、それを避ける(続けて入浴する)だけで年間約6,190円もの節約になります。

家族がいる場合は、入浴間隔を空けずに入ること。これだけで追い焚きのコストをグッと抑えられます。

浴槽にフタをして湯温低下を防ぐ

「なんだ、そんなことか」と思うかもしれませんが、フタの保温効果は絶大です。

入浴中以外はこまめにフタを閉めることで、お湯の熱が逃げるのを防ぎます。フタをしないとどんどんお湯が冷めてしまい、無駄な追い焚きにつながってしまうので注意しましょう。

引用元:資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド」

シャワーを1人1分短くする

シャワーから出るお湯は、1分間でなんと約12Lも流れています。2Lのペットボトル6本分と考えるとすごい量ですよね。

これを家族全員がそれぞれ1分短縮するだけで、ガス代と水道代合わせて年間約3,210円の節約になるという公的な試算があります。

「頭を洗っている間はこまめに止める」を意識するだけでも大きな違いが出ます。

湯量と設定温度を下げすぎない範囲で見直す

浴槽に張るお湯の量を少し減らしたり、給湯温度を1℃下げたりするのも有効です。

ただし、お湯の温度を下げすぎると寒くて風邪をひいてしまいます。環境省が推奨する「デコ活」では、快適で安全な入浴の目安として「40℃程度・10分以下」が挙げられています。無理のない範囲で調整してみてください。

使わない時は給湯リモコンを切る

お風呂から上がった後、給湯器のリモコンをつけっぱなしにしていませんか?

最近の給湯器は「自動保温機能」がついていることが多く、お湯が少しでも冷めると自動で追い焚きをしてしまいます。誰も入らない時間は、リモコンの電源をオフにして無駄な保温を防ぎましょう。

追い焚き・足し湯・入れ替えはどれが安い?

「冷めたお湯を温め直すのと、お湯を新しく足すの、どっちが安いの?」

これもよくある疑問です。結論から言うと、状況と給湯器の種類によって正解が変わります。

当日中に少し冷めた場合

数時間しか経っておらず、少しだけお湯が冷めた程度なら「追い焚き」の方が安く済む傾向があります。

新たに水を出して一から温める「足し湯」や「入れ替え」よりも、すでに温かいお湯を再加熱する方がエネルギーを消費しません。

翌日まで残した場合

翌日になって完全に冷めきった水のようなお湯を追い焚きするのは、かなりのエネルギーを使います。

また、一晩放置した残り湯は雑菌が繁殖しやすいため、衛生面を考えると「お湯の入れ替え」をおすすめします。節約だけでなく、清潔に気持ちよく入れるかも大事なポイントです。

エコキュートの場合は足し湯が有利なこともある

もしご自宅が電気給湯器の「エコキュート」なら、少し考え方が変わります。

エコキュートは深夜の安い電力を使ってタンク内にお湯を貯めておく仕組みです。そのため、タンク内の熱いお湯をそのまま浴槽に足す「高温足し湯」の方が、タンクの熱を使ってぬるいお湯を温め直す「追い焚き」よりも効率が良く、電気代が安くなることが多いのです。

湯船とシャワーはどちらが安い?

これも永遠のテーマですよね。「シャワーだけで済ませた方が絶対に安い」と思っていませんか?

実は、世帯の人数と使用時間によって正解は変わります。

一人暮らしはシャワー時間次第

先ほどもお伝えした通り、シャワーは1分間で約12Lのお湯を使います。

もし一人暮らしで、毎日17分以上シャワーを出しっぱなしにしていると使用量は約200Lとなり、浴槽にお湯を張るのと同じか、それ以上のお湯を使ってしまいます。

10分以内でサッと済ませられるならシャワーが安いですが、長時間のシャワー派なら湯船を張った方が満足度も高く、結果的に節約になることもあります。

家族世帯は湯船+短いシャワーが有利な場合も

2人以上の家族なら、断然「湯船」を活用するのがお得です。

全員が長時間シャワーを使うと、とんでもない量のお湯を消費してしまいます。「湯船でしっかり温まって、シャワーの時間は最小限にする」のが、家族世帯の最強の節約術です。

低コストでできる節約グッズ

無料の対策に慣れてきたら、数千円の投資で継続的なリターンが得られる節約グッズを取り入れましょう。

節水シャワーヘッド

シャワーの時間を減らすのが難しいご家庭にイチオシなのが「節水シャワーヘッド」です。

水に空気を含ませたり、穴を小さくしたりすることで、少ない水量でも強い水圧を感じられるよう工夫されています。

💡 節水シャワーヘッド選びのポイント
・手元に「止水ボタン」があるものを選ぶ(こまめに止めやすい)
・ご自宅の水栓や給湯器に適合するか必ず確認する
・極端に節水率が高すぎると「水圧が弱い」「寒く感じる」こともあるので注意

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保温シート・風呂フタ

家族の帰宅時間がどうしても合わず、入浴間隔が空いてしまうご家庭は、お湯の表面に浮かべる「アルミ製の保温シート」を活用してみてください。

これを浮かべて上から風呂フタをするだけで、お湯の冷めるスピードが格段に遅くなります。ホームセンター等で数百円で買えるのに、追い焚き回数を減らせるため費用対効果は抜群です。

残り湯ポンプ

水道代を大きく削りたいなら、残り湯を洗濯に使いましょう。

水資源機構のデータでは、残り湯を洗濯に使うことで約50Lもの節水になるとされています。専用のポンプを使えば、重いバケツでお湯を運ぶ手間もありません。

ただし、衛生面を考慮して「洗い」のみに使用し、「すすぎ」は綺麗な水道水で行うのがポイントです。

給湯器交換・補助金で大きく下げる方法

もしご自宅の給湯器が古く、10年以上使っているなら、思い切って「高効率給湯器」に交換するのも一つの手です。

高効率給湯器の種類

少ないエネルギーでお湯を沸かせる最新の給湯器には、電気でお湯を沸かす「エコキュート」や、ガスと電気を組み合わせた「ハイブリッド給湯器」、ガスで発電もできる「エネファーム」などがあります。

これらは初期費用がかかりますが、毎月の光熱費をガッツリ下げてくれます。

給湯省エネ2026事業の確認ポイント

「でも、給湯器の交換って高いんでしょ?」と思うかもしれません。

実は、国も家庭のエネルギー消費を抑えるために補助金を出しています。「給湯省エネ2026事業」では、エコキュートで基本7万円、ハイブリッド給湯機で基本10万円など、手厚い補助金が用意されています。

引用元:給湯省エネ2026事業【公式】

予算が上限に達すると早く終わってしまうこともあるため、交換時期が近い方は早めに見積もりを取ってみることをおすすめします。

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やってはいけない/注意したい節約

良かれと思ってやった節約が、かえって高くついてしまう「NG行動」もあります。

入浴剤と追い焚きの相性

市販の入浴剤を入れたお湯を頻繁に追い焚きしていませんか?

強酸性や強アルカリ性、またはイオウ成分を含む入浴剤は、給湯器や風呂釜の金属部分を腐食させ、故障の原因になることがあります。

給湯器が壊れると数十万円の出費になり、今までの節約が水の泡です。入浴剤のパッケージに記載されている「風呂釜への影響」を必ず確認してください。

残り湯の長時間放置

「明日の足し湯に使おう」と思って、残り湯を何日も放置するのはNGです。

お湯の中の皮脂や汗をエサにして雑菌が増殖するため、衛生上のリスクがあるだけでなく、給湯器の配管を汚してしまう原因にもなります。

熱すぎるお湯・長風呂

お湯の温度を高くしすぎたり、長風呂しすぎたりするのは、エネルギーの無駄遣いになるだけでなく、体への負担も大きいです。

環境省のデコ活でも推進されているように、健康と安全に配慮した入浴を心がけましょう。

家庭タイプ別おすすめ対策

ここまでたくさんの方法を紹介しましたが、「結局うちはどうすればいいの?」という方へ。家庭環境別の最適解をまとめました。

一人暮らし

一人暮らしの最大の節約ポイントは「シャワーの時間を管理すること」です。

10分以内でサッと済ませられるならシャワーがお得です。長くなってしまう人や、ゆっくり疲れを取りたい人は、節水シャワーヘッドを導入するか、お湯を浅めに張って「半身浴+サッとシャワー」にするのがおすすめです。

2〜4人家族

家族世帯の鉄則は「とにかく続けて入ること」と「徹底した保温」です。

お風呂の時間をできるだけ合わせ、入らない時は必ずフタを閉める。これだけで数千円単位で請求額が変わってきます。

プロパンガス世帯

都市ガスに比べて単価が高いプロパンガスを使っている場合、お湯の節約効果はさらに大きくなります。

上記の対策を徹底した上で、それでも高い場合は「ガス会社の切り替え」を検討してみてください。プロパンガスは自由料金なので、会社を変えるだけで根本的に安くなるケースが多々あります。

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エコキュート世帯

エコキュートの場合は、安易な追い焚きよりも「高温足し湯」を優先すること。

そして、季節に合わせて「沸き上げ設定」を見直すことが重要です。夏場に無駄にたくさんお湯を沸かさないように設定するだけで、電気代の無駄を省けます。

お風呂の光熱費を抑えるチェックリスト

最後に、今日からできる行動のチェックリストをまとめました。ぜひ保存して実践してみてくださいね!

  • 家族はできるだけ間隔を空けずに続けて入浴する
  • 入浴中以外は必ず浴槽にフタをする
  • シャワーを出しっぱなしにせず、1人1分短くする
  • お湯の量と設定温度を無理のない範囲で少し下げる
  • 誰も入らない時は給湯器の自動保温(リモコン)を切る
  • シャワーが長い家庭は「節水シャワーヘッド」に交換する
  • 入浴間隔が空く場合は「保温シート」を活用する

お風呂の節約は、一度習慣にしてしまえば無理なくずっと続きます。

ぜひ、今日の夜の入浴から試してみてくださいね。

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